こんにちは、オカピです。
今日は1月19日。
暦の上では、大寒のすぐ手前。
一年の中でも、いちばん寒さが深くなる頃です。
こんな時期になると、
ことばにも、少しあたたかさがほしくなります。
今回から、オカピのひきだしに
イタリア語を、そっと追加してみようと思います。
といっても、文法の話はしません。
覚えなくても大丈夫です。まずはゆっくり。
今日はただ、音としてのイタリア語を、のぞいてみる回です。
音楽をやっている人なら、
piano (ピアノ)や forte (フォルテ)といった言葉に、きっとなじみがありますよね。
piano は「弱く」だけではなく、
「やさしく」。
「優しく」や「穏やかに」というニュアンスを含むこともあります。
piano piano になると、
「ゆっくり」「落ち着いて」「大丈夫だから」という
気持ちまで一緒に運んでくれます。
僕はイタリア語から、
意味と一緒に、感情の温度が伝わってくる言葉だな、
と感じることがあります。
寒い日に、いきなり走り出す必要はありません。
今日は、piano piano で。
一緒に、イタリア語のひきだしを、少しだけ開けてみましょう。
イタリア語は「声に出す前提」のことば
イタリア語を聞いていると、
不思議と、口が動いている光景が浮かびます。
手振りや表情、
声の抑揚も含めて、ひとつの言葉。
文字だけで完結するというより、
「その場の空気ごと伝える」ような感じです。
音楽用語がイタリア語に多いのも、
きっと偶然ではないのでしょう。
allegro
andante
piano
forte
どれも、
ただの速度や強弱ではなく、
演奏の気分を示しています。
イタリア語は、
意味を説明する言葉というより、
気持ちを動かすための言葉なのかもしれません。
Buongiorno|朝のあいさつだけじゃない
Buongiorno.
(ブォンジョルノ)
英語なら Good morning.
日本語なら「おはよう」。
でも、Buongiorno には、
もう少し余白があるように感じます。
「朝ですね」という事実よりも、
「今日も会えましたね」
「ここにいますよ」という感じ。
音にすると、
口の中で丸く転がるようなやさしさがあります。
あいさつというより、
存在を確かめ合う言葉。
いい朝だね、あなたに会えたから。
そんな気持ちが含まれていそうですよね。
寒い朝に交わされる Buongiorno は、
それだけで、少し体温が上がる気がします。
Piano piano|急がなくていい、というメッセージ
Piano piano.
(ピアーノ ピアーノ)
直訳すると「静かに」や「ゆっくり」。
でも、命令ではありません。
「ゆっくりどうぞ」
そんな声かけに近い言葉です。
「急がなくていいよ」
「大丈夫、ちゃんと進んでる」
そんな気持ちを含んでいます。
音楽で piano と書かれているとき、
それは「弱く」ではなく、
「丁寧に」「耳を澄ませて」という合図でもあります。
1月は、
新しいことを始めたくなる一方で、
どこか焦りやすい季節でもあります。
そんなとき、
piano piano という言葉は、
歩幅を整えてくれます。
Dolce|味じゃなくて、感触のこと
Dolce は「甘い」。
(ドルチェ)
この言葉は、お菓子にはもちろん、
人にも、時間にも使われます。
やさしい人。
やわらかな時間。
それは、
刺激が少ないという意味ではなく、
触れても大丈夫な感じ。
安心ですね。
音楽でも dolce は、
「甘く」「柔らかく」「優しく」。
温かくて、デリケートな音色や表現のための言葉です。
感情をこめて、
やわらかく歌うように。
言葉も、同じなのかもしれません。
誰かに向けて発するとき、
dolce でありたい。
そんなふうに思わせてくれる言葉です。

Buongiorno!
イタリア語は、
勉強を始める前から、
すでに私たちのそばにあります。
音楽の中に。
気分を表す言葉の中に。
まずは、
意味を覚えなくても大丈夫。
今日は、
Buongiorno
Piano piano
Dolce
この3つだけ、そっと触れてみました。
あ、もう一つだけ。
オカピはイタリア語でも okapi でした!
これを始まりにして、
イタリア語の、感情との近さを、
piano piano で深めていけたらと思います。
読んでくださってありがとうございます。
いい日になりますように✨
またね〜


コメント